フラフラになりながら、
寄ってくるアブやハエを振り払う。
顔を高々と上げる余力もなく、
項垂れ、ただただペダルを回す。
この登りが終わってくれるまで。。。
このカーブの先まで。。。
何度も何度もそう思い、
そう呟いて、
耐えるしかなかった。
麦草峠
正直、この日までどこにあるかもよく分かっていなかった。
登ってこの看板を目にした時、
約20年前、まだ学生だった時に来たことがある場所だということに気が付いた。
時を経て、道は繋がっているから面白い。
真夏に飯能から麦草峠まで。
その辛さは相当なもので、
僕にそれを走り切ることは出来ない事を思い知らされた。
だからといって下を向いていても仕方がない。
僕のペースで、僕の楽しみ方で、積み上げていくしか無い。
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