志賀高原はすでに雪深く覆われていた。
未開のバーンは軽くひざ上まで雪に埋まり、
油断すれば前に進むことすら拒まれる。
雪が深い。深すぎる。
今年もこのメンバー。
年末の定番。
僕がスキーにハマるきっかけを作ってくれた大切な場所。
ここでの4ヶ月がスキーの楽しさを教えてくれた。
寒さに凍てつく。
音がない。
静けさに包まれた中、雪が降る。
新雪は荒らされ、次第にコブが顔をだす。
コブを避け、新雪エリアを求める親分。
しばし親分一味とともにコブを堪能しお別れ。
リフトを降り、一息つく。
ストックを突き、勢い良く真っ直ぐ滑りだす。
十分にスピードが乗った後、グッと腰を落としターンを始動する。
その瞬間、世界が変わる。
白の世界。
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